明治安田生命J1リーグ第12節の浦和レッズVS湘南ベルマーレ戦のシュートシーンで起きた世紀の大誤審。
サッカーに詳しくない人でもTVなどで多数取り上げられていたはずなので目にした人もおおいのでは?
この誤審がなぜ起きたのかについて、専門家が解説するJ公式のネット番組「Jリーグジャッジリプレイ」が取り上げています。
YouTube上で公開されているので無料で誰でもチェックできますよ。
www.youtube.com
主審は選手がブラインドになっていてゴールシーンは見えておらず、
アシスタントレフェリーの判断を頼ってノーゴールの判定を下したそう。
アシスタントレフェリーはゴールラインを割ってあのボールの跳ね返りをすることはあり得ない、
という判断でノーゴールの判定を下していたみたい。
浦和・湘南両チームの反応を見れば明らかな気もしますが、
「周囲のリアクションで判定を下すことは危険」という意見も確かに一理あるといえばある。
ただ、原さんの言うとおり「この雰囲気は普通じゃない」と理解して試合を止めるなり、
周囲の意見を聞くなりの勇気がなかったのは主審のミスであることは明らか。
VARやゴールラインテクノロジーが導入されていれば起きないミスなんですが、
これらを導入するには事前の準備がいろいろいるみたいで、
「今日からVAR導入します!」といってできることではないとのこと。
また、ゴールラインテクノロジーの導入はVARの導入と同じくらいの費用が必要で、
J1だけでも4億円ほど必要になるそうです。
なので、今後のことを考えてゴールラインテクノロジーではなくVARを導入するのか、
それともゴールラインテクノロジーを導入するのかという問題にもなり、
一概に「最新テクノロジーを導入すれば解決!」ということでもないのが難しいところ。
だそうです。
諸々見ると、明らかにアシスタントレフェリーと主審の間のコミュニケーション不足が原因のような気もしますね。
アシスタントレフェリーがノーゴールと判断したとはいえ、
その判断が「しっかり見ていなかったけどボールの跳ね返りから判断して」というものだったことがわかれば、
主審も判定を覆しやすかったのではないでしょうか。
あのあと浦和レッズがカウンターからゴール前まで持ち込んでしまっているのも問題ですよね。
なるべくゲームの邪魔をしないようにという判断から試合を止めなかったのか、
そのあたりは担当した主審の方にしかわかりませんが、
やっぱり試合をいったん止める勇気が欲しかった。
ゴールを取り消された湘南ベルマーレが最終的に逆転勝利を収めたからよかったようなものの、
浦和・湘南どちらのチームにとっても試合をかき乱された気持ちの悪い試合になったことは間違いないですよね。